今回は2015年のアメリカ制作の映画「マイ・インターン」の感想を語っていきたいと思います。
これは見て良かったです!見た後の良かったな~感が気持ちいいです。
概要(字幕版がおすすめ!)
監督、脚本、製作:ナンシー・マイヤーズ
主演:ロバート・デ・ニーロ、アン・ハサウェイ
この主演俳優コンビ、すごい組み合わせですね!有名すぎて洋画に詳しくない私でも知っています。
ちなみにこの映画、基本的な日常会話が多く出てくるため、英語の勉強として字幕で見るのもおすすめらしいです。
また後述する「サヨナラ」の件がありますので、抵抗がなければ吹替よりも字幕で見ることをおすすめします。
あらすじ
奥さんに先立たれたベンは隠居生活に退屈したため、シニアインターンに応募して70歳にしてファッション企業で働くことになります。
ベンはその企業を急成長させた若き女性CEOであるジュールズの直属の部下として仕事をはじめる。はじめは共に働くことを煩わしく感じるジュールズだったが、ベンの人柄の良さが功を奏して周囲の人々と打ち解けていったことで、ジュールズもベンを信頼するようになります。
ジュールズは仕事や家庭環境に悩みをかかえており、ベンもともに過ごすうちに知るようになります。ベンはジュールズの人生にどのような影響を与えていくのか?ジュールズが出した結論は?といったところが見どころです。
注目ポイント
挨拶「サヨナラ」
ベンとジュールズの間で別れ際の挨拶として「サヨナラ」が使われる場面が出てきます。
え?急に日本語?って思いますよね。
吹替で見ると、普通にずっと日本語の会話が続いているだけで全然気づかないので、もったいないです。
監督のナンシー・マイヤーズさんは、日本語の挨拶に温かみを感じていたため映画に使用したようです。
日本で親しい友達とノリでオルヴォワールとか言い合う感覚でしょうか?一時的なブームのような、その人たちにしかわからないノリみたいなものを表現しているのかなと思います。
外国で日本語がポジティブに受け取られていると思うと嬉しいです。
「雨に唄えば」の一場面
これは個人的にですが、途中で出てくる「雨に唄えば」の一場面が使用されていてテンションが上がりました。
この映画は1952年のミュージカル映画なので古い作品ではあるのですが、超有名な「雨に唄えば」も入っていますし、最後はスカッとした気分になれるのでおすすめです。
ジーン・ケリーの歌声がこのシーンでは沁みてきます。
作品の魅力
終始爽やかな雰囲気で、良い気分でずっと見ることができる!
広いオフィスの場面や車で移動する場面がよく出てきて、開放的な気分になれます。明るいBGMが多用されていますし、話の進行のテンポも良いです。クスッと笑えるような場面もあります。
休日にのんびり見ると、良い気分を後押ししてくれそうでぴったりかと思います。
ベンの人柄の良さが素敵すぎる!
ベンは人生経験の豊富さゆえに周囲の若い社員へ的確なアドバイスをすることができます。社員たち一人ひとりをフォローすることもできるのです。
それだけでなく、USBについて孫に質問したり、フェイスブックを苦労して開設するなど、若者の文化にも積極的に溶け込んでいこうとする姿勢も見られ、もうシニア世代の鑑です。
こんな人のそばにいて良い影響を受けられたら良いなと思います。見ている側からは、ベンの過去の話はベンが語る範囲までしかわからないのですが、きっと良い人生を歩んできたのだろうと想像できます。
働き方、家庭のあり方、生き方について考えさせられる!
登場人物に悪人は出てこないのですが、人間関係のトラブルや明確な答えがない人生の悩みも取り扱っています。
私は仕事で頑張りすぎていて、働き方や生き方について悩んでいたこともあってこの映画を見たいと思って見てみました。
今後うまくいくかどうかわからないとしても、自分がやりたいことをやる生き方を選んで前に進むのが一番だと思います。人生一度しかないですし、まずは自分で自分を幸せにしてあげたいです。
現実の世界では、それを周囲の人が納得してくれるかどうかはわからないですけどね。
もし今迷いがあるという人は、ジュールズに自分を投影しながらこの映画を見てみてはいかがでしょうか。前向きに考えられるヒントになるかもしれません。
惜しい点
話の展開としてできすぎている感じはあります。
私は映画やドラマの世界でくらいできすぎた展開でもいいじゃん!と思うのですが、もやっとする人はいるかもしれません。
総合評価:★★★★☆
とても良作だと思います。見ようか迷っているなら見たほうがいいと思います。
何度も見たいかと言われると、そこまではまあ良いかなということで★1個減らしています。(相当好きでないと満点にしないことにしています)
休日に見ればさらに気分をあげてくれると思いますし、働き方や生き方のヒントがほしいと思っている人にもおすすめです!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!