今回は、1990年アメリカ制作の映画「プリティ・ウーマン」について感想を語りたいと思います。
言わずと知れた名作ですね。
たびたびテレビでも放映されており、公開から30年以上経った今も愛される映画です。
私は昔、学生時代の頃吹奏楽部だったときに演奏したので、テーマ曲だけは知っていました。
そのためやっとこの元となる映画を見ることができました。良い機会でよかったです。
いつものようにお断りしておきますが、感想の内容と総合評価はあくまでも私の一意見ですので、参考程度に読んでもらえればと思います。
ストーリーの核心に関するネタバレはなしで記載していますので、まだ映画を見ていない方で少し内容が気になるだけ、という方も安心してお読みいただけると思います。
(ストーリーの核心でない部分は紹介することがあるかもしれません、そうしないと感想がぜんぜん書けないので!)
概要
監督:ゲイリー・マーシャル
脚本:J・F・ロートン
出演:リチャード・ギア、ジュリア・ロバーツ
マーシャル監督は、プリティ・プリンセスなどの作品も手がけています。
そしてジュリア・ロバーツは、この作品でゴールデングローブ賞 主演女優賞を受賞しています。
あらすじ
実業家であるエドワード・ルイスは売春婦であるヴィヴィアン・ワードと出会い、1週間相手をするように仕事を頼みます。
エドワードはヴィヴィアンに上品で高価な服を買い与え、会食へ同行させるなどいろいろな場所へと連れ回します。
ともに過ごすうちに2人は次第に惹かれ合っていくことになります。
住む世界が全く違う2人の関係は、どのような結末を迎えることになるのでしょうか。必見です。
作品の魅力
ヴィヴィアンの変身ぶりが美しい!
はじめのヴィヴィアンの格好は肌の露出が多く、見るからに品がありません。
しかし服を新調し髪を結ったヴィヴィアンの変貌ぶりが、本当に美しいんです!
本当にさっきの人と同一人物?ってくらいです。
正直この場面だけでもうこの映画好きですね。
ところで髪は誰に結ってもらったの?化粧は誰にしてもらったの?というところは気になったのですが、エドワードに頼まれた知り合いの人がきっとなんとかしてくれたんでしょうね。
そんなことはどうでもいいかもしれませんが、気になったので。
ただ美しい見た目になっても使う言葉や振る舞いは変わらないままなので、そこがハラハラしつつ笑えるポイントになっており、面白かったです。
ミュージカル「マイ・フェア・レディ」を現代版にアレンジした脚本であり、間違いない!
ミュージカル「マイ・フェア・レディ」も、町娘の主人公が言語学者に拾われて、修行を重ねて上流階級の世界へ入っていく内容です。1964年にはオードリー・ヘップバーン主演で映画化され、今なお公演され続けている名作です。
この映画でもヒロインがたくさん仕込まれて美しく変貌していくシンデレラストーリーとなっていますので、見たことがない方はぜひ見てみてもらいたいと思います。
「踊り明かそう」などの劇中曲もどれも素敵で、私は昔から大好きです。
この映画はミュージカルではありませんが、基盤としているストーリーからして話の内容が面白いことは間違いないといえるでしょう。
特に中盤部分でBGMとしてテーマ曲が流れる場面ではテンションがあがります。
ラストが素敵!夢のようなお話
最後の場面はネタバレになるので言えないのですが、見てよかった!と思えるような良い結末でした!
見終わった後は幸せな気持ちになれました。
エドワード出会ったことがヴィヴィアンの生き方にも影響を与えていったので、1人の女性の成長物語という視点から見ても良い作品だったといえるでしょう。
ちなみにこの映画はあのディズニーが制作を担当しているため、話の終着点がこのようになったのも納得ではないかと思います。
現実味のある話ではないかもしれませんが、映画の中でくらい、幸せな気分を味わいたいですよね。
総合評価:★★★★☆
私の個人的な気持ちとして星を5個にするまで大好きとは言えなかったため、このような評価としているのですが、間違いなく名作です。
ところどころラブシーンもありますので、誰かと見るときにはこの人と一緒に見て大丈夫か?家族で見ると気まずくならないか?ということも考慮に入れてもらえるといいかと思います。
その点だけ注意してもらえれば、圧倒的に幸せなラブストーリーが見たい!というときにはぴったりな映画かと思いますので、家族や恋人とぜひ楽しんで見てもらえたら良いのではないでしょうか。
何度見ても楽しめる映画だと思いますので、すでに見たことがある方も、休日のお供に流し見してはいかがでしょうか。BGMとして流すだけでも素敵な休日になると思います。
個人的にこの映画を流せるような、おしゃれなリビングの家に住みたいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!